意味 |
覆工コンクリートを打設する際のアーチ部の型枠を一般的にセントルという。従来は荷重を受ける枠(センタリング)に板(上木または幕板)を並べて型枠としていたので、アーチ覆工型枠全体のことをセントルと称するようになった。セントルには、組立式型枠(バラセントル)と移動式型枠(スライドセントル、スライディングフォーム)とがあり、移動式型枠には、ノンテレスコピック型とテレスコピック型とがある。組立て式型枠は、鋼製型枠パネルと支持骨組み(セントル)とを組み合わせたもので、急いで覆工しなければならないような場合に使用され、通常は用いない。移動式型枠でスキンプレートに鋼板を用い、メタルパネルを使用しないものを特にスチールフォームとよぶことがある。また、トンネル軸方向の小口の型枠をつま板、またはせき板という。移動式型枠の項参照 |