トンネル用語集

計画・設計

勾配

項目 勾配 / こうばい
英語 grade
独語 Neigung
仏語 pente
意味 トンネルの縦断線形の傾きをいう。鉄道建設規定、道路構造令などにより定められた最急勾配以下で、できるかぎり緩い勾配をとるのが望ましい。また他方では、施工中および完成後の両者を通じて、湧水の自然流下による排水の便をも考慮する必要があり、トンネル掘進は上り勾配で行われるのが普通である。そのため、完成後のコンクリート水路では0.1〜0.2%でもよいが、施工中のトンネルでは、湧水量に応じ0.3〜0.5%以上の勾配とすることが望ましい。水路トンネルでは、使用目的に応じ、勾配は通水量、断面積、流速、損失水頭などを考慮して比較検討し、最も有利なものが選択される。 
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