項目 | クレメンス【Clemens】 |
意味 | (1)(5 世)(1264-1314) ローマ教皇(在位,1305-1314)。フィリップ 4 世に依存し,教皇庁をアビニョンに移転,アビニョン捕囚の始まりとなる。(2)(7 世)(1478-1534) ローマ教皇(在位,1523-1534)。離婚問題でイギリス王ヘンリー 8 世と対立,イギリス国教会の分離,宗教改革の誘因をつくる。(3)(150 頃-215 頃) アレクサンドリアの教父。知識人に向けキリスト教を弁論した。ロゴス-キリストを教育者に見たて,キリスト教の教えを真のグノーシスと主張した。著「ギリシャ人への勧告」「教育者」など。(4)(30 頃-101 頃) ローマ司教。ペテロとパウロがローマで殉教したことや 1 世紀末のキリスト教会の状況を伝える「クレメンス第一の手紙」を残す。 |